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読後感が・・・ ![]()
戦術史・戦術論としてはそれなりに楽しめました。
星3つ〜4つくらいです。
しかし読後感はあまり良くないです・・・。
歴代代表監督や(自分を除く)サッカーマスコミをほとんど無能呼ばわり・・・。
一般サッカーファンに対してもTV解説時のような上から目線の物言いが多いです。
こういうキャラの人なんだと割り切れるかどうかで、評価は変わってくると思います。
戦術論においても、膨大な試合データから裏づけを取ってるというよりは、少数の都合のいいインタビューのみ(ファンハール、イルレタ、マウロ・シルバ)を論拠としているように感じられなくもなく、西部氏と比べるといまいち説得力がなく思えます。
個人的には、杉山氏の意見は真剣に日本サッカー界を憂いての批判・提言とはどうしても捉えられず、後味の悪さが上回ったので、本来の評価から星2つマイナスとしました。
サッカーは布陣でするものだ ![]()
様々な布陣をその意図、例を挙げて解説されており、おもしろい。
筆者はまず、布陣は戦術から要求されたものとし、その目を欧州に向ける。
欧州人の意識の根底にあるのは、打倒ブラジル、個人技ではかなわないために戦術をよりどころに立ち向かう弱者の論理。賢い発想だ。
そこでサッカーに於ける布陣の鍵をサイドにあると注目した。これは将棋版の両端に位置する「香車」だ。サイドアタックは本来、日本人の娯楽感覚と相性が良いはず、と指摘する。
さらに、布陣を軽んじて痛い目にあった例2つ。
03-04シーズン欧州CL準々決勝、レアル、ジダンの中よりの位置のために、本来の左サイドを楽々と突破された、モナコ奇跡の大逆転。
トルシエの採用したフラット3が国内リーグに影響を与えた。一方ジーコは国内の流れに従った。結果、時代の流れとは異なる布陣に8年間支配されることになった日本代表。
その他、名監督と言われる人たちの布陣が詳しく説明されている。
今後のサッカー観戦では、まず、布陣を確認することから始める気になる。
さて、筆者の評価はよいとは言えない、我が岡田監督。監督の下で、内田・長友と若きサイドバックが育ったが、今の筆者の見解を聞いてみたいものである。
示唆に富む内容ではある ![]()
示唆に富む内容だった。
この本の内容を一言で言えば、世界のサッカーの戦術は、よりサイドを重視する方向に向かっていて、そのために、両サイドに2〜2.5人ずつ、合計4〜5人の人数をかける布陣が最先端なのだということ。
サイドに人数を集めて中央がルーズになるのは危険だが、しかし、最先端の戦術が示しているのは、中央の人数を2人減らすことのリスクより、サイドの人数を左右1人ずつ増やすベネフィットの方が大きいということ。敵が中央に8人いる布陣に対して6人で中央は何とかカバーでき、さらにサイドは敵の1人に対して2人いればサイド攻撃が非常に威力を持つ。
中央でボールをゴールに向かって運ぼうとしても、パスコースが360度開けているのがかえってあだになり、パスの出しどころを見つけるのが難しくなる。さらに相手のディフェンスのチェックも360度全方向から来る可能性がある。そこで決定的な仕事をするのがファンタジスタの魅力だといえばそうなのだが、ファンタジスタのいないチームでそれをやろうとしても無理だろう。
それならばあえてリスクの大きい中央での戦いは選ばず、サイドに人数を集めてサイドで勝負したほうが効率的だということ。
そのような目でプレミアリーグの試合を見ると、確かにそういう戦い方が行われている。中央での戦いはあえて避け、中央ではシンプルにボールをサイドへ運んでいる。
しかし、著者の「サッカーは布陣でするもの」という言葉はやはり言い過ぎだろうし、例えばトルシエジャパンの戦術についても、布陣にこだわりすぎて、その戦術を著者がしっかり理解していないようにも思える。
サッカー国際試合を観るのが楽しみになった ![]()
サッカーは素人なので、立派なことは書けませんが、
フォーメーションや戦術に注目するだけでも
観戦時の見方がぜんぜん違ってきますね。
特に過去これまでの日本の戦い方に関して書かれている部分は
たいへん興味深く読ませていただきました。
ラストで日本のサッカーが、
あまりいい方向に進んでいないという記述で、
著者の本音が汲み取れたような…
面白かったです。
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